新鋭クリエイティブユニット「ナマケモノ」のランチMTGに潜入だ!!
気になるチームの素顔に迫る「チームめし!」。第5回目は、ポップで可愛らしいデザインに定評がある新鋭クリエイティブユニット『ナマケモノ』の2人に登場いただきます。
共に20代という若い2人は普段から行動を共にすることが多く、お気に入りのカフェで仕事をするのが日課だとか。カフェはアイデアの宝庫になっているとのことで、そこで見たものや起こった出来事は自然と仕事に生かされるんだそうです。そんなクリエイター精神の源を探るべく、ある日のランチミーティングにお邪魔しました。
チーム→ 恋人→ カヤック→ チーム と進化したナマケモノ
クリエイティブユニット「ナマケモノ」は、古屋悠さん(26歳・フロントエンジニア)、田中美子さん(25歳・デザイナー)で構成されています。チームの発足は2人が大学生の時。学生団体のイベントを通して知り合った2人は、共にWeb制作に興味があったことから意気投合。初対面にも関わらず、一晩中仕事に対する夢を語り明かしました。そしてすぐにユニットチームを結成し、学業と並行しながら少しずつ仕事を開始。田中さんは大学卒業後、IT企業にプランナーとして就職し、古屋さんは大学5年生に進学(?)。お互いの環境が変わってもユニットは解散せず、本業の傍ら仕事終わりや土日を使って活動を続けてきました。田中さんより一年遅れで卒業した古屋さんは、面白法人カヤックに入社。田中さんも古屋さんを追いかけるようにカヤックに転職しますが、2012年12月に2人揃って退職。同年12月25日に、古屋さんを代表とする「株式会社イキモノ」を設立しました。現在は、株式会社イキモノの中にある、Webに特化したクリエイティブユニット「ナマケモノ」として仕事をしています。 「ナマケモノ」に「イキモノ」。どちらもとてもインパクトのある名称なので、由来が気になります。「ナマケモノ」は名付け親である古屋さんいわく、2人のマイペースな性格から来ているんだとか。
性格がナマケモノ!?というと一見ネガティブなように聞こえますが、2人の考えは逆。あえてそれを前面に出す事で、僕たちの素顔をお見せできるのではないかと思っています。あとは、「ナマケモノでもやる時はやるんじゃい!」と自戒も込めているんですけどね(笑)。いずれにしても、ユニット名が僕らの活動に興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しいです。
また実は、2人は大学生時代、恋人同士だったという間柄。現在は関係を解消し仕事上のパートナーになりましたが、元恋人同士だからこその阿吽の呼吸が、2人のユニークな作品を生み出す秘訣なのかもしれません。2人の名付けセンスは各方面から評価され、企業名やサイトタイトルを考えてほしいという依頼も多いとのことです
ナマケモノおすすめの渋谷・中目ランチ
2人の性格は、「面白いものを創りたい!」という点では同じですが、タイプは正反対のようです。田中さんは打ち合わせや制作の過程で、突発的にユニークなアイデアを思いつく「発散型」で、古屋さんは田中さんと自分のアイデアをまとめて、結論に持って行く「収束型」。ただ、2人の時には共に「発散型」となり、ブレインストーミングをする機会も多いようです。
「どうしたら面白いものが出来るか?良いものが出来るか?」は、2人とも日常的に考えるようにしています。続けていると、ふと急にアイデアが降りてくることもあるんです。そういう時はとても楽しいですね!
そんな田中さんが今日選んだお店は「JINNNAN CAFE」。ずっと来てみたかったお店だったようです。「みそ汁が好き」な田中さんは「JINNANプレート」を即座にセレクト。 2人で食事に行くときはいつも田中さんと反対のものを選ぶ習慣があるという古屋さんは、「ASIANプレート」を選んでいました。今日のお店のほか、ナマケモノが生息している渋谷・中目黒周辺では、電源とネット環境がそろっていてゆっくりできるFRAMESと、中目黒ラウンジ が、おススメランチスポットのようです!
「イキモノ」の中に生態系をたくさん増やしていきたい!
株式会社イキモノのなかの「ナマケモノ」として、今は2人で活動することが多いですが、今後は2人に限定せず、色々な人たちと仕事をしていきたいと言います。
もともとフリーランスやスモールチームに所属するクリエイターなど、Webに限らずいろいろな業種の方と仕事をしたいと考えていたので、「イキモノ」に何かしらのユニットとして参画してもらえれば嬉しいなぁと常々思っています。名前はそうだな…カブトムシや、パキケファロサウルスなど。生き物であれば何でもいいです(笑)。「アリとキリギリス」とか、そんなユニット名でも面白そうですね!ユニットは常に募集中です!
今は企業からの依頼を受けて仕事をする、受託案件が多い2人。今後は「お菓子メーカーのポスターを勝手に作ってみました!など、その時考えている事や、自分たちの気持ちをぶつける手段を増やしていきたいです」(田中さん)。 近いうちに独自メディアを立ち上げるなど、徐々に自社発信の仕事を増やしていく予定で、今もひっそりと飲食系のWebサービスを進めていると教えていただきました。20代後半戦に突入した2人。来る30代に向けての抱負は何でしょう?
今はデザイン性の良さや、ユニークさを評価いただくことが多いのですが、それは「荒削りだけど、もしかしたらこれから伸びるかも!」という期待も込められていると思うんです。 今はまだ経験不足で、制作物や仕事の仕方で失敗をすることもありますが、今後年齢を重ねて行けばそれらはちゃんと出来て当然。これからは、内容そのものが問われてくるフェーズだと思っています。「存在(活動)自体が面白いから、この人たちだったら何かやってくれるんじゃないか」という期待感を持って、仕事の依頼を頂けるような成長を遂げたいですね。今はそこへ向かう手段として、制作物を作り続ける段階ではないかと思っています。
「この2人なら何かやってくれる」。20代のうちにコツコツと実績を積み、仲間を増やしながら存在を面白がってもらえるクリエイターに成長するため、2人が30代を迎えるまでに残された4~5年間をどんな風に駆け抜けて行くのか。今後のさらなる活躍に期待です!
お店:JINNAN CAFE
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