海士町でIターン創業した巡の環──挑戦し続ける現場の雰囲気をほぐす「まかないランチ」を食べてきた

海士町 巡の環にサイボウズ式がチームめし!取材

気になるチームのランチを突撃取材する「チームめし!」。今回は都内を出て、島根県の隠岐諸島の1つ、海士(あま)町に行ってきました。

過疎化、高齢化が深刻な問題となりつつある地方都市が多いなか、若者の人口が増えている地域として注目されている海士町。そこにIターンしたメンバーで創業して島の特産品を販売したり、島で「海士五感塾」という企業研修を手掛ける株式会社巡の環のランチにおじゃましてきました。

「今日はまかないの日なんです」とのこと。まるで誰かの家に来たようなあったかいランチをどうぞご覧あれ。

海士町ってどんなところ?

そもそも、島根県隠岐郡海士町ってどんなところなんでしょう。若者の人口が増えているのはなぜなのか、巡の環の代表取締役である阿部裕志さんに聞いてみました。

海士町の風光明媚な風景

「奇跡の町」とも呼ばれる町で巡の環は、この島を未来の社会モデルとし、それを日本中に広げるための事業を展開しています。社員は全員海士町とはゆかりのなかったIターンの人で構成されており、地元の方と結婚して子育てをしている社員もいらっしゃいます。

調理中

この日オフィスにいたみなさん。右奥が阿部さん

現在社員数は8人。みんなでご飯を食べる「まかないランチ」はどうして始まったのでしょうか?

「せっかく島にIターン就職してきたのに、仕事量が増えた結果、職場の雰囲気が悪くなるのは本末転倒です。食べながら会話することって大事で"ほっとする"雰囲気になるから」と阿部さん。食をともにすることは、チームや人と人との関係の潤滑油になりやすいですね。


さて、ランチの準備!

ちょうど、時間がお昼にさしかかってきたので、今日のランチの準備に入っていきましょう。この日の献立は以下の4品です。

・豚丼(オクラと細切りたくあんをお好みでかけて)
・ナスとみょうがのお味噌汁
・ツルムラサキのおひたし
・梨

「まかないランチ」を担当しているのは吉村史子さん。12時前くらいに吉村さんが動き始めたら、徐々に手が空いたメンバーから昼食の準備に取り掛かります。

調理中

地元で購入した豚を使って調理。「丼ものはツユが勝負!なので、以前作ってウケがよかったツユで挑戦してます」

味噌汁

その横でなすとみょうがのお味噌汁ができあがりました

豚丼

器にご飯をよそってさっきの豚をオン。器はこの日の通勤時に、町で古道具などを売っているお店で買ってきたとのこと。器8器とトレー2台で500円だったとか!

梨

梨もみんなで剥いて

準備

食べる準備

完成

準備完了しました!

準備

いただきます!

私(サイボウズ式 椋田)も「いただきます」をして、ランチに同席させていただきました。

オクラをのっける

豚丼を1口いただいたあとに各自自由に付け合わせる、オクラと細切りたくあんをのっけてみました。

たくあんも乗せる

おいしくなるのは当たり前!

ヘルシーなおそうざい

お惣菜もヘルシーです。

「献立は店に並んでいるものを見たりしてその場で決めることもあります」と吉村さん。まかないランチの頻度は基本は不定期で、通常の仕事に無理がないようにと「週3日くらいはできるようにしたい」とのこと。金額は1人300円で、10回分の費用で11回分使える回数券も発行されていました。

まかないランチの食券

巡の環のオフィスは古民家

そういえば巡の環のこのオフィス、門構えがとても立派なんです。

巡の環のオフィス「ドーン!」

ドーン!

巡の環

正面ではなくこの奥の横にオフィスの入口がありました

昔、この地域の有力者で、隠岐に流された後鳥羽上皇のお世話をしたと言われる旧家の一部をオフィスとして利用させてもらっているとのこと。

「歴史的資料館なので、見学に来られる方の案内も私たちの仕事の一部です」(阿部さん)

巡の環の入り口には特産品の紹介も

入口には様々な資料や特産品の紹介も

前例踏襲せず、挑戦し続ける海士町へ

最後に海士町の魅力について聞いてみました。

地域とともに生きていくのは、昔からの日本人の生き方や働き方でもあったはず。お話を聞いていて、東京のさまざまなものが異常なのかもという気がしてきました。ご飯をいただきながら「生き方」や「働き方」について少し考えてみたくなるまかないランチ体験でした。

写真:川島稔

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