最強のチームワーク映画『アベンジャーズ』の魅力をまとめる
いつもは「コラボ&ITニュースクリッピング」をお届けしていますが、今回は趣向を変えまして、今話題の最強チームのコラボ映画『アベンジャーズ』をご紹介します。
※サイボウズでは部門間交流を目的とした部活動制度があり、活動費用の半額が部費として支給されます。つまり、映画部員だったら通常の半額で映画が見られるのです!!
アメコミブランドの一つ、マーベル・コミックに在籍する6人のスーパーヒーローが結集するクロスオーバー映画です。
本作のユニークなところは、『アベンジャーズ』が制作されることを前提に
『アイアンマン』(2008年)
『インクレディブル・ハルク』(2008年)
『アイアンマン2』(2010年)
『マイティ・ソー』(2011年)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
の5つのヒーロー単体映画が事前に制作され、そして本作が制作されるというビッグ・プロジェクトだという点です。「100年に1度の映像プロジェクト」と呼ばれています。
非常に高クオリティな娯楽超大作になっています。お子さん学生さんからカップル、ご年配の方まで全年齢層で楽しめる仕上がリです。
本作の見所は、ズバリ「筆舌に尽くしがたいヒーロー同士の仲間割れと、それを乗り越えたチームワークのカタルシス」です。仲間割れは日本人だったらもう関係修復不可能なんじゃないかというぐらいガチンコです。それだけに終盤の"本当だったらありえないチームのチームワーク"はすばらしい限りです。未見の方はぜひ劇場に足を運んでいただき、世紀の瞬間を目の当たりにしていただきたいと思います。
※本作は5つの単体映画を見ていなくても十分楽しめるようになっています。実際、一緒に見た映画部の他のメンバーはほとんど見てませんでしたが楽しめたと言ってました。なお、見ておくと理解が深まりますし、理解しやすくはなります。
本作から日米のチームワーク観との違いも感じられました。個々が高レベルのスペシャリストでチームワークを組む必要がなければ組まない、必要と判断されれば即座に組んで成果を発揮する。日本は最初から「みんなで頑張ろう」というチームワークありき。そのような違いが感じられました。
※公開から1ヶ月経ち、上映館・上映回数が減ってくる頃合いです。三連休にいかがでしょうか?ご覧になる場合はお早めにどうぞ!エンドロール後におまけ映像があるので最後まで見ましょう!
すぐに分かる親切すぎる登場人物紹介記事です。補足としては、各キャラは劇中ではヒーロー名ではなく本名で呼ばれることが多いので、本名とヒーロー名の組み合わせを頭に入れておくとよいです。
何で米の3ヶ月遅れなんだ!と地団駄を踏んでいたのですがこういう理由だったのですね。。ビジネス的にはまったくもって正しいと思います。
『トランスフォーマー』シリーズの変形シーンを担当された方です。
こちらはCG発想過程のお話など。オタクの人だったら「板野サーカス」でビビッとくるはず。
以降は登場人物の役者さん、監督のインタビューを中心にご紹介します。
注目すべき点はMark 1の$0です。スタークはテロリストに捕まり、獄中でガラクタからMark 1(とアーク・リアクター)を作りました。詳しくは単体映画『アイアンマン』にて。
どん底から復活したロバート・ダウニー・Jrはやはり他の役者とはオーラが違います。
かなりパンチの効いたコスチュームですが(劇中でも揶揄されてます)、キャップはアベンジャーズがチームとして機能する上で非常に重要な役どころです。軍隊出身であり第二次大戦時、部隊を率いてナチス系悪の組織との幾多の戦いを繰り広げた経験を持っているヒーローです。詳しくは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』にて"ダイジェストで"見れます。
クリス・エヴァンスは、同じマーベルの『ファンタスティック・フォー』においてヒューマン・トーチも演じています。まったく正反対の性格の役柄ですし、今後共演もありえるかも!?
ハルクは昔『超人ハルク』という米テレビドラマがありましたので、50~60代の層の方で認知度が高いかもしれません。
『インクレディブル・ハルク』ではエドワート・ノートンがブルースを演じてましたが、マーク・ラファロに変更となりました。ノートンのブルースはとてもすばらしいものでしたが、いかんせんノートンは面長でハルクになったときと顔が似ておらず、どうしても違和感を感じていました。その点ラファロは違和感なかったですが、上述の山口さんの記事にあるとおり今回はラファロの顔に似せてあるのですね。であればなおさら自然に受け入れられる訳です。
また、ラファロはモーション・キャプチャを利用して身体の動きのみならず顔の動きもトレースしてハルクに反映させるという入れ込み具合です。ブルースとしての知性、温和さもよく表現できており、今回ラファロの評価が高いのも大納得でした。
クリス・ヘムズワースのインタビュー動画付き記事です。
この人だけ"神"でファンタジーなので脚本が破綻しないか心配でしたが、杞憂でした。ハリウッドの脚本家の底力を見た気がしました。
この人だけ本作からの出演(※)なので、インパクトを得られるのか気になってましたが大きなお世話でした。劇中で重要な役回りですし、ヒーローとしての活躍も十二分でした。
ジェレミー・レナーは近日公開されるボーン・シリーズ最新作『ボーン・レガシー』で主演をつとめます。
※正確には『マイティ・ソー』にチラッと出演しています。
スカーレット・ヨハンソンはぴちぴちのボディスーツを着るためのダイエットが相当過酷だったらしく、反動でクランクアップ後はバッファローチキン(手羽先の辛口唐揚げ)にハマっているそうです。
2008年の『アイアンマン』からカメオ出演し続けて足掛け4年、やっと活躍する姿を見ることができました。部下を守るためなら役員レベルからの圧力にも屈しないプロジェクトリーダー像にシビレました。
今回、最も役者としての格を上げたのはこの人で間違いありません。魅力的な映画には魅力的な悪役が不可欠ですが、トム・ヒルドストンはあるときはダークに、あるときはコメディタッチに、兄であるソーの説得にグッときちゃったり、何度もヒーローたちにぶっ飛ばされてもめげなかったり、まさに神話界のトリックスターを体現しています。
ロキは『マイティ・ソー』から引き続いて登場しています。『マイティ・ソー』もぜひご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=gRglKvtqcG8
元々は脚本家、テレビドラマ畑の人のようです。映画の監督は今回が初めて!?
http://www.youtube.com/watch?v=2tffnWvaFkI
http://www.youtube.com/watch?v=NeWL1ufpHgI
http://www.youtube.com/watch?v=VcyJqiNF8z4
http://www.youtube.com/watch?v=vvRiT2eIzzo
【!以下ネタバレ!】
【↑ネタバレここまで↑】
『アベンジャーズ』プロジェクトは以下のようにまだまだ続く予定です。
楽しみですね!!
『アイアンマン3』2013年5月3日
『マイティー・ソー』(原題 "Thor: The Dark World") 2013年11月8日
「キャプテン・アメリカ」(原題 "Captain America: The Winter Soldier") 2014年4月4日
『Guardians of the Galaxy』2014年8月4日
『アベンジャーズ2』2015年5月1日
参考:「アベンジャーズ」続編、2015年5月公開予定 | 海外ドラマ情報・ニュースサイト TVグルーヴ・ドット・コム - TVGroove.com
次回はいつもの「コラボ&ITニュースクリッピング」をお届けする予定です。
では!
photo credit: JD Hancock via photo pin cc
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