あ、ありのままに、2014年にサイボウズ式で起こったことを話すぜ
2014年も終わりが差し迫ってきましたので、サイボウズ式の1年を振り返ってみました。改めてこの1年、いろんな企画をやってきたなぁという印象です。まあ年末ですし、ゆるーくいきましょう。
1月:年中スーツの社長をZOZOTOWNに送り込んでみたら?
もしも年中スーツ姿の社長が、ZOZOTOWNで「ビフォーアフター」したら?
いきなり殿堂入り(10000PV以上)の企画になっちゃいましたね。企画担当の大槻さんは「これ本当に面白い?」って公開するまで心配性全開でしたが、結果は取り越し苦労に。大槻さん、どんな感じで企画されたのですか。
ねえ、青野さんをビフォーアフターしようと思って相談したところ、最初は「洋服の青山」でという話に。
スーツからスーツに着せ替えるのだと、普段と同じですね。
だからもう少し変化をつけたいなーということで、ZOZOTOWNさんを選びました。
青野さん、ときどき着てくださっていますね。
総額20万円ほど、青野さんの自腹で購入したからね(笑)。
自腹(笑)。読者からの反響はどうでした?
ソフトウェア会社としては普段あまりおつきあいのない、アパレル業界の方々に届いたのがよかったね。Twitterで「ここにはこれを合わせた方がいい」みたいな声があったり。
楠さんのファッション企画にもつながりましたしね。
2月:少子化打開の鍵は「おめでた婚」?
一般化した「おめでた婚」、急増する「マルニ婚」は少子化打開の鍵?
2月に一番読まれた記事はこちらでした。ワークスタイル企画を考える中で結婚に注目。この二人の対談が生まれました。
男性学の田中先生の対談記事を家族社会学の永田先生が読んで「サイボウズ式に参加したい」とつぶやいてくれていたんですよ。
へー
永田先生が実施した調査結果を軸に、ゼクシィの伊藤編集長と多様なカップルのあり方や出産・就労について語り合っていただきました。BLOGOSで一部の男性から厳しい意見もありましたけど、育児中の女性を中心に反響はよかったですね。
賛否両論があるということは、それだけ多くの人に記事が届いているということですね。
3月:残業エクスタシーをかなぐり捨て、そしてイクメンへ
残業にエクスタシーを感じる仕事人間が、どうしてイクメンになれたのか?
自らをワーカホリックと称する経営者二人が、どうしてイクメンに生まれ変われたのか──というのがテーマですね。
社会的起業やイクメン経営者をテーマにしたいと考えていたところ、フローレンスの駒崎さんが思い浮かんだんですよね。
それで対談イベントをやってみたと。
ふたりとも元ワーカホリックの起業家で、いまはイクメン。とても息があっていました。
その前後で、サイボウズ式ではイベントを積極的にやってたんですよね。
PTAのマネジメント勉強会にランサーズさんとの自由な働き方勉強会、サイボウズ超会議も。今年はいろいろやりましたよね。
読者の方々とリアルにお会いできて、編集部としてはうれしかったですね。
この青野さん、1月のビフォーアフターの服だね。
さすが、目のつけどころが違う。
4月:クラウドソーシングで1000件以上のロゴ、選ぶのに苦戦した件
なぜサイボウズは新しい企業ロゴを、クラウドソーシングで3つも作るのか?
もうこの通りなんですけど、サイボウズの企業ロゴをクラウドソーシングで募集してみたら、1400件以上も応募が来たんですよね。正直、選ぶのが難しかった……。正直こんなに応募が集まるとは思っていなかっただけに、驚きでした。
5月:ブロガーズ・コラムがトップ3位を独占
ブロガーの日野瑛太郎さん、はせおやさいさん、ファーレンハイトさんが執筆する「ブロガーズ・コラム」。いきなり書いた記事が月間トップ3を独占っていうね。正直いきなり結果出しまくりで泣いて喜ぶうれしさでした。
チームワークに関する「ブロガーズ・コラム」はじめます
努力だけしかできない人はチームに必要ない
横暴なリーダーは会社にとって貴重な存在である
初めてできた後輩を潰した話
インターンシップに来る際に最初にサイボウズ式のことを知ったのが「民主的なチームが崩壊した話」でしたね。
ブックマークしていた好きなブログの著者を見たら、ブロガーズ・コラムの著者だったってことありましたよ(笑)。
この月のトップ3は、ブロガーズ・コラムの3人の記事で埋まりました。サイボウズ式のメディアの多様性を作ってくれたなと。
ハフィントン・ポストさんや誠Biz.IDでも転載されて、1万いいね!を超えたこともありましたね。
ちなみに、サイボウズ式は2012年5月に始まりました。この5月で祝2周年だったんですけど、編集部員誰もその日を正確に覚えていなくて。1日後に「そういえば昨日でまる2年経ったねー」というテンションでした(笑)。
6月:期待の超大型新人とオッサンが編集部に来た
サイボウズ式編集部にオッサン(38)と期待の超大型新人女子大生(21)がインターンに来ました
このころからサイボウズ式編集部でインターンの募集を始めました(今もWantedlyで募集しています)。第一期生として、ゆるふわ系のかっふぉーとリアルガチで社会人なかにみそさんがジョインしましたね。 しかしあれですね、記事中で自分で言っちゃってますね、期待の新人って。まあ面接した私達も私達なのでなんともアレですが、なぜ同時に入ってきた? まあサイボウズ式編集部は画一的にならない、多様性を重視することを売りにしていますからね。
かっふぉーのエクストリーム昼休み、何だあの企画は(笑)
ほかの会社から「わたしたちの会社でもエクストリーム昼休みやるので、かっふぉーさんも来てください」ってご依頼来てましたよね。
若い人のノリ、ぼくたちの編集部では思いつかないような企画だよね。全社集会で「協力してくれるひとー」って問いかけたり、アイドルか!
実際、かっふぉーはアイドル(オタク)でしたよね。
正しくは「アイドルになりたいアイドルオタク」ですよね。よく分からないけど。
なのに顔出しNGっていうね。
僕もインターンの活動でこれぐらいインパクト残したいです。
変な方向に行かないでね。
しかし、かにみそさんの話題一切なしですね。
7月:未婚の理由と男のしんどさを深堀りしてみた
「籍を入れるまでの理由が見当たらん!」──ジェーン・スー×田中俊之、"未婚の理由"と"男のしんどさ"を深堀りする
ジェーン・スーさんのキレッキレの言葉と、田中先生の力まずにふわっと話す感じが調和して対談中もいい空気感でした。
原稿を一読してめちゃくちゃ面白くて。これはサイボウズ式を代表する企画になると思いました。結果として、メディアのプロの方からも高い評価をいただきました。サイボウズ式は0から立てた企画と編集力で勝負すると決意を新たにしましたね、マジで。
その後もジェーン・スーさんと田中先生は、学園祭やラジオでコラボしたりとご縁が続いていらっしゃるようですね。
田中先生はサイボウズ式ファミリーですからw そのうちサイボウズ式のカテゴリに「田中先生」を作りますか。
やりましょう。ちなみに、ジェーン・スーさんもサイボウズ式ファミリーです(勝手に言ってみた)。
8月:続・エンジニアの学び方が始まった
8月は「続・エンジニアの学び方」が始まりましたね。サイボウズ・ラボの奇才 西尾泰和が、エンジニアの学び方を掘り下げます。風穴さん、この企画の一番のポイントを一言でいうと?
それはちょっと一言では言えないな。まず第一に……。
(128分経過)
す、すみません、手短にまとめていただけると……。
ともかく、小崎さんを始め、ご登場いただいた方々の魅力的な個性に引っ張られたというのは大きかった。techの面白味は、やっぱり人だなと再認識しました。ホスト役の西尾さんも含め。
tech属性じゃない人にとっても面白いんですよねー。techな人の思考回路がわかる。
1つ1つを掘り下げる、スルーしない。
理解できるまで前に進まないというか、そのへんtech的ですよね。
9月:子連れ出勤やってみた、NewsPicksとコラボも
子連れ出勤しています!──「小1の壁」に直面した社員発、新しいワークスタイルの試み
いいか、ありのままに今起こったことを話すぜ。普通にチームの会議に出たら、そこに子どもがいたんだ。その子どもがなんと会議のタイムキーパーをしてくれた。「あと30分だよー」という軽やかな言葉で会議を次々とファシリテーションしていったんだ。素晴らしい手腕でした。
「小1の壁」は以前から扱いたかったんですよね。以前、モーハウスさんの子連れワークスタイルを取材しましたが、サイボウズで制度化されるとは感慨深いです。
これ、フツーに会議にお子さまがいらっしゃいましたからね。
昔は家業を親がやっていて、それを子どもが見て「昼間のパパはかっこいい」と。それと同じことかもしれないね。
これもそうだ。イケダハヤトさんのブログを読んだ大槻さんが、ユーザベースの梅田さん、佐々木さんを巻き込んでみたら、独自企画になったでござるの巻。サイボウズ式編集部のメインアビリティの1つである「乗っかり力」を最大限に発揮できた感あります。
10月:あのまとめサイトも取材した
「市況かぶ全力2階建」常連の集合知とゆるやかチーム感は日本のネット空間の「よいところ」なのかも
知る人ぞ知る「市況かぶ全力2階建」。ここを愛読するファン同士をチームとなぞらえ、その謎を追求したのがこの企画。最初に出てきた時は「そこに取材に行く?」みたいな感じでガチでビビりました。それでしれっと実現しちゃったのが、社会人インターンのかにみそさんでした。これはすごい。
リアルガチ社会人で交友関係の広いかにみそさんじゃないとできない企画でしたねー。
いやホント。サイボウズ式でやらないでどのメディアがやるんだ、って企画でした。
結局(市況かぶの)管理人さんからの反応はなし?
おそらくなかったかなと。届いているといいんですけどね。管理人さん、もしこの記事をお見かけになりましたら、サイボウズ式編集部までご連絡をお願いします。取材に行くアップはすでに完了しております。
11月:インターン生が本気を出し始めた
2014年の夏くらいから、サイボウズ式編集部ではインターンシップを募集しているんです。卒業したかっふぉー、かにみそさんの代わりに、安藤さん、小沼さん、吉田さんが参加。全員男子で、編集部はいっそう男子校の様相を呈してきました。
U理論はエンジニアの学び方を変えられるか?――中土井僚×西尾泰和、過去の枠組みにとらわれないイノベーションのプロセスを考える
その一人、インターン生の安藤さんが企画・編集した記事がこちらです。これは骨太な記事ですねー。
正直企画が難しくて、11月中はU理論のことばかり考えていました。
大槻さんと藤村は、最初から安藤さんに企画を全部任せてましたからね。かわいいインターンには旅をさせよ、千尋の谷に突き落とすような思いでしたね。
かっふぉーを見てインターンに入って、ゆるふわ系の企画でもやろうかなと思っていたんです。でも同じインターン生の安藤さんの企画が「U理論」で超硬派。正直やっべー、自分はやっていけるのかと思いました(笑)
もう安藤さんはU理論。U理論といえば安藤さん。
11月に僕が入社してからしばらく、安藤さんがU理論以外の言葉を発しているの聞いたことありませんでした。
それはうそやろ
僕もいまリノベーションで企画立てているので、次に入ってくる下の世代を企画で脅かしたいですね。
ちなみにインターン男子3人中2人が体育会系・野球部の出身なんですよね。会社の野球部に誘われて、インターンより先に野球の試合で決勝打打って結果だしてましたね。
ぼくは野球部以外の企画で早く活躍を残さなければ……
11月のこの企画からは本業の編集企画のエンジンも掛かってきたね。やはり就業後の千本ノックが効いたね。
12月:満を持して公開したワークスタイルムービーの反響が大きすぎた
ワークスタイルムービーの反響がすごいことになりました。大槻さんがムービー担当し、小沼さんが記事を複数編集しましたね。「西田尚美さん編」「働くママのリアルな気持ち 編」「男性クリエイター反省編」。獅子奮迅の活躍!
大変でした……。けど、多くの方に読んでいただき、結果が出て良かったです。
企画担当としても、ほっとしたの一言。多額の予算をかけて制作したのに、社内からの反応は色々で正直よくわからない感じでしたし……。実際に世に出るまで本当に不安でしたね。。でも反響があって本当によかった。マスってこういうことなんだとわかってきましたね。
満面のドヤ顔ですね。
動画公開後にいろんな人と話している大槻さんを見てますけど、意外とクールなんですよね、受け答えが。
多分話し終わった後、机の下でガッツポーズしてるよね。
西田尚美さんって、もともとモデルでノンノに出ていて。私会いたくて、でも会いたいって思っていたのに(担当の大槻に)言うの忘れてました。
今年一番の「知らんがな」、本当にありがとうございました。
2015年、サイボウズ式はどうなる?
何という神がかった1年だったんだ……。
いやー、下期はほぼ毎日記事が出ていたので、サイボウズ式のメディアとしての力が上がったと思います。
ワークスタイルムービーは、サイボウズ式がないとやっていないですね。単にムービーをYouTubeにアップするだけではダメだと思っていて、サイボウズ式で裏側や狙いをフォローアップで伝える。
ムービーという完成品を見せるだけでなく、その過程のストーリーも、思いも伝えてみるという感じですね。
そういえば、cybozu.comカンファレンスの登壇者の方との対談記事も出しましたね。
来年は、読者の皆様に「おもろいな」と思っていただけるようにしたいです。単なるオウンドメディアという枠組みを超えた、企業コミュニケーションに新たな可能性を生み出す取り組みにチャレンジしていきたいですね。
まさに、オウンドメディアを超えた場にしていきたいですね。2015年もサイボウズ式をよろしくお願いします!
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