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生活用品はポイントでゲット──コデラ総研 家庭部(42)
テクニカルライター/コラムニストの小寺信良さんによる「techな人が家事、子育てをすると」というテーマの連載(隔週木曜日)の第42回(これまでの連載一覧)。今回のお題は「生活用品はポイントでゲット」。
文・写真:小寺 信良
日々の買い物の中には、食材以外にも様々な日用雑貨が入ってくる。各種洗剤を始めラップ、アルミホイルやポリ袋、サラダ油、入浴剤などの消耗品は、なくなったら買うというサイクルを続けていくわけだが、大抵必要なときに買い忘れていることが多い。それを見越して余分に買っておくというのもひとつの考え方だが、何となく2個買うのも無駄なような気がして、躊躇するものである。
そこで最近は、クレジットカードで溜まったポイントでこれらの生活用品を貰うようにしている。だいたいこういうものは、ギフトセットとして詰め合わせになっており、いろんな種類のものが1パッケージに入っている。しかも、かなりの低ポイントでも貰えるのがうれしい。
例えばラップの詰め合わせギフトには、2サイズのラップとフリーザーバッグ、キッチンパックがセットなっている。ラップを2サイズ買う家庭は少ないんじゃないかと思うが、小さいのはあればあったで、それなりに無駄なく使える。
子供が小さいうちは、結構な量のハンドソープが必要になる。外に遊びに出れば、大抵は手を洗わずにはいられないほどに汚れて帰ってくるからだ。こういうものも、容器1本と詰め替え用パック2個、おでかけ用ウエットティッシュなどがセットで入ってくる。おでかけ用ティッシュなどバラでは買ったことがなかったが、こういう製品も試すことができる。
あと見逃せないのは、洗濯洗剤の詰め合わせだ。洗剤と柔軟剤、さらには洗濯槽クリーナーまで付いてくる。洗濯洗剤は香りや肌触りなどでいろいろお好みもあるところだろうが、粉タイプや液体タイプなど、複数のタイプを試せるというメリットもある。
一方で期待したほどでもなかったのは、調味料ギフトセットである。和風ダシやコンソメ、鶏ガラダシ、それからサラダ油が5種類ぐらい入ってくる。
調味料セットが他のギフトセットと違うのは、内容物を必ず均等に使うわけではないことである。例えばハンドソープや洗濯洗剤は、全部なくなるまで綺麗に使い切ることができる。だが調味料は、料理の系統によって使わないモノはずっと使わないため、減りがバラバラだ。結局早く使っちゃったものからバラで買い直すことになり、全然使わないものはずっと余ることになる。
うちは和食から中華が多く、コンソメはほとんど使わないので、結構長い間放置状態であった。スープでも作ればいいのだろうが、いざ作るときにはコンソメがあったことを忘れて違うもので作ったりしてしまう。手慣れていない調味料が入っていると、消化するのが難しい。
おまけ:カゴなし自転車で買い物するワザ
最後に、リアルな買い物技をご披露したい。自転車でスーパーに買い物に行く人は多いと思う。いわゆるママチャリには前カゴが付いており、買い物袋はそこに入れれば用が足りるが、オッサンが乗るタイプの自転車には、カゴなど付いていないことが多い。買い物袋を左右のハンドルにぶら下げて、ヨロヨロしながら運転しているオジサンを見かけることも多いが、あれは危ない。
そもそも重量のあるものを、天秤のようにハンドルの先にかけておくと、ぶらぶら揺れてハンドルが取られてしまう。さらに重量のため急ハンドルが利かず、危険を避けられない可能性が高い。
そういうカゴなし自転車の場合、買い物袋はそれぞれの持ち手をハンドルの両脇から通して、荷物が中央に位置するようにかけるといい(写真1)。
重心が中央に集まるので、ハンドルが取られることもないし、重心としても安定する。ブレーキの邪魔にならないよう気をつける必要はあるが、ハンドルを挟んで前後に2つ袋をかけても、重心は真ん中に集中している(写真2)。
さらに見た目もスッキリしているので、「オジサンが大量に買い物させられて大変」みたいな同情の視線が集まらないのもいい。意外にオッサンは、世間体も気にするナイーブな生き物なのである。(了)
本連載では、読者の皆さんからの、ご意見、ご質問、とりあげて欲しいトピックなどを、広く募集しています。編集部、または担当編集の風穴まで、お気軽にお寄せください。(編集部)
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