パパはどうした? ワーママ動画「大丈夫」にみる「東京的」子育て

日本財団とサイボウズのフィッシュボウル

多様な参加者がフィッシュボウル形式で意見を交わす。

2014年12月に公開され、幅広く評判を呼んだサイボウズのワークスタイルムービー「大丈夫」。幼い息子を保育園に預けて会社で働く一人の母親の日常や、心のなかの葛藤を丁寧に描写したこの動画は、多くの親たちの共感を呼び、注目を集めました。 この動画をヒントに、いまの日本の子育ての状況をみんなで考えようと、日本財団ママプロ×サイボウズがトークイベントを企画。

TAO CAFE代表の林田暢明さん、リベルタ学舎代表の湯川カナさん、漫画家でメディア関連企業勤務の長縄美紀さん、ベネッセコーポレーション勤務でソーシャルごはん主催者の青木智宏さんら、多彩な背景の方々によるディスカッションの様子をお届けします。

日本的な自己肯定感のなさ

湯川カナさん

湯川カナ/一般社団法人リベルタ学舎代表 大学在学中からYahoo!Japan立ち上げにかかわる。数億円のストックオプション権利を得るもスッパリと返上し、スペインへと魂の亡命を果たす。現地で「ほぼ日」フリーライターとなった。出産し、子どもが3歳のとき日本に帰国。神戸にて「子どもと大人が生きる知恵と力を高める学びの場」として“リベルタ学舎”を開校。1年で運営が破たんしたが、手をさしのべる人が次々と現れて新生&活動中。最新刊は『「他力資本主義」宣言-「脱・自己責任」と「連帯」でこれからを生きていく』(徳間書店)。自分の弱さも他人の弱さも、まるごと認めて楽しく生きることを推奨する。

いつから子どもはコスト化してしまったのか?

林田暢明さん

林田暢明/コラムニスト、TAO CAFÉ代表 2001年に下関市立大学経済学部卒業、日本銀行に入社。2003年、財団法人松下政経塾に入門。その後、地域活性化を目的としたカフェ「TAO」を福岡市に設立。現在は東京と福岡の2拠点居住生活を送っている。全国各地の自治体へのコンサルティングも行っており、総務省の地域資源・事業化アドバイザー、福島県双葉郡「ふたばみらい学園高校」設立ディレクター、福島県南相馬市教育復興アドバイザー等を歴任。上の子どもが生まれたときは2年間ずっと育児を担当。この日も、上のお子さんを連れて参加いただきました。

お父さんはフォワードにしかいない

長縄美紀さん

長縄美紀/クリエイティブディレクター、コピーライター、まんが家 まさにこのムービー「大丈夫」状態にあるワーキングマザー。女性の働き方・生き方を自由にしたいという思いを胸に、ワーキングマザーの働き方や生き方、そのなかでの葛藤を、漫画「にこたま」に描いている。社会課題に取り組む人や団体、企業を漫画で支援する「ソーシャルまんが広報部」を立ち上げて活動中。本業は、メディア関連企業のクリエイティブ・ディレクター。企業のダイバーシティ推進や、女性の就業支援事業などを担当している。子どもは1歳8ヶ月(2015年2月現在)。

早めの出産はキャリアを積むのに適している

青木智宏さん

青木智宏/株式会社ベネッセコーポレーション、NPO法人オトナノセナカ理事、一般財団法人 学習能力開発財団Lead理事、ソーシャルごはん主催者 町田市在住の、団塊ジュニア父。小学生の娘2人。放課後の学校を開放し、地域の力を結集して、あらゆる子どもたちに無料、且つ安全で持続可能な「学び」と「遊び」の場を提供する!ことを2015年のミッションとする。

母親が孤立しがちな「東京的」育児

みんなの疑問「パパはどうした?」

秋庭麻衣さん

秋庭麻衣/株式会社Lifull FaM代表取締役 株式会社ネクストで新卒入社1年目で妊娠し第一号の育休を取得。人事企画・組織開発部門のマネージャーを経て2014年10月にネクスト100%子会社としてLifull FaMを設立。「子育て」と「仕事」をHAPPYにするための家族のコミュニケーションアプリLifull FaMを2月にリリース予定。

まずはママがSOS発信を

林田香織さん

林田香織/ファザーリング・ジャパン理事、ロジカルペアレンティングLLP代表、NPO法人コヂカラ・ニッポン理事、NPO法人いちかわ子育てネットワーク 副代表理事 保育士、 ペアレンティング&パートナーシップアドバイザーとして年間約1000人以上のパパ、ママの声を聴く。自治体、教育機関、NPO法人、企業等と連携し、パパ・ママスクール及び、パートナーシップ講座の講師として活動。

日本財団×サイボウズ ワールドカフェ

第2部はテーブルごとに全員でディスカッション。親子や夫婦でこられる方々もいました。

日本財団×サイボウズ

ムービーの感想、社会の課題について意見が話し合われました。

親子

企業の人事部に所属し子育てを楽しんでいる男性からは「ワーキングマザーが苦しいのはわかった。男性に対して育児が楽しいことを広めたい」といった意見もでました。

文:大塚玲子 撮影:内山明人 編集:渡辺清美


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