「人と違う」は当たり前? 周りにどこまであわせるべき?──CLAMP大川七瀬先生に聞いてみた

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人気漫画『カードキャプターさくら』(なかよし)の中では、李小狼(リ・シャオラン)が月城雪兎(つきしろ・ゆきと)に好意を抱くというエピソードがあります。男の子同士ですが、多様な愛の形が登場する本作の中では自然な出来事として描かれていました。しかし、現実に置き換えると、今やLGBTが一般的に知られるようになったとはいえ「普通と違う」と捉える人は少なくありません。

そこまで明確な出来事でなくても、「普通と違う」ことを恐れて本音が言えず、周りの雰囲気に何となくあわせてしまうことがあります。しかし周りの人も隠しているだけで、本当は多くの価値観が混在しているはず。今回お話をうかがったCLAMPの大川七瀬先生(主にストーリーを担当)も「自分とまったく同じ人は存在しない」と言います。違う価値観を許容しながら、周りに合わせる窮屈さから逃れるにはどうしたらいいのでしょうか。

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CLAMP(クランプ)。いがらし寒月、大川七瀬、猫井椿、もこなの女性4名からなる創作集団。1989年「サウス」(新書館)にて、『聖伝 RG VEDA』で商業誌デビュー。以降、『東京BABYLON』『X』『魔法騎士レイアース』『カードキャプターさくら』『ANGELIC LAYER』『ちょびっツ』『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』『×××HOLiC』『こばと。』『GATE 7』など、少女誌、少年誌、青年誌と幅広い分野で活躍し、数多くのヒット作品を発表。現在、「ヤングマガジン」にて『xxxHOLiC・戻』を、「なかよし」にて『カードキャプターさくら クリアカード編』を連載中。


「普通」の基準はそれぞれの「定規」の中にある

「絶対大丈夫だよ」と言えるのは周りを信じているから

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『カードキャプターさくら』1996年から2000年にかけてなかよし(講談社)にて連載。アニメ化・映画化もされ、単行本の発行部数は約1200万部を突破。2016年6月から16年ぶりの新章「クリアカード編」の連載がなかよしにて始まり、世代を超えて愛されている。

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創作集団 CLAMPは、マンガ制作で編集者とやりとりをするのに、サイボウズLiveを活用しています

まずは自分のことを幸せにしよう

作家同士としてわかり合えれば理解はいらない

「違う」が当たり前じゃないのが多様性の証拠

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(左から)通称黒モコナと白モコナ。幾つかのCLAMP作品に登場するマスコットキャラクター。

文:ミノシマタカコ/写真:清原明音

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