働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。

「会社が儲かる」ための働き方改革で本当にいいの?──経営者が変わらなければ、結局何も変わりません

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サイボウズ 副社長で、現在はkintone Corporation(サイボウズUS)CEOとしてアメリカ市場開拓に従事する山田理が、その時感じた思いをつづるサイボウズ式「まるボウズ日記」。今回はキントーンの広告の反響を見て考えた、「働き方改革」の考え方について。

経営者が変わらなければ何も変わらない

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とてつもない煽り力」といま巷で話題のこの広告。

「他社から社内に貼りたいのでポスターがほしい」との依頼を受けて、増刷・配布してる状況。

この広告が本当に伝えたいことは何か。

人事が制度を変えたところで、歪み(ひずみ)は現場にくる。なので、経営は業務の効率化もいっしょに考えよう。

ということでツールはキントーンを……。というのはキントーンの広告なのでご愛敬

「ツールをいれたけど誰も使わなくて」というのも、そこら中でよく聞く話。ここで本当にいいたいことは、

経営者が変わらなければ何も変わらない。それどころか歪みは現場に行き現場が疲弊する

「会社が儲かる」ための働き方改革でいいの?

「働き方改革」しないといけないからする。人事部主導で社内アンケートとって制度を変える。制度運用のためIT部門主導でシステムを導入する。

それはいったい何のため?

本当に社員のためなのだろうか? 株価? PR? 採用? 世間体?

結局は「会社」が儲かるためでは?

会社がつぶれるともともこもないが、増収増益にならない覚悟があるのか。株価が下落しても説明する責任をとれるのか。

経営者が経営を改革しないから、魂のない制度と使われないシステムが導入され、現場にはそれが透けて見える。

今回の広告が現場からの反響をよんだのは、そういう現場社員の心の叫びなんだと思う。

働き方改革には、「ツール×制度×風土」改革が必要

ちなみにこちらが、サイボウズの人事制度の講演で使う資料。

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働き方改革には、「ツール×制度×風土」改革が必要。

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それらを担当するのは、情報システム(情シス)がツール、人事が制度。そして経営者が風土。

経営者自身が変わらなければ、結局は何も変わらない。

広告のポスターと一緒に役員室にどうぞ。

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