保育園は1日100ドル以上、移民の国で頼れる親族もいない……。「夫婦はチーム、稼げる方が稼ぐ」シドニー流の働き方

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左から遠藤明日香さん、淑子さん、サイボウズ社長 青野慶久、Karen Spencerさん、池田亜希子さん、楳村郁子さん

長時間労働の夫を頼ることもできず、子育てと仕事に孤軍奮闘する働くママ。共働き家庭が半数を超える日本では一般的であるこんな姿は、世界の働くママからどのように映るのでしょうか?

シドニー在住の働くママ5人にサイボウズのワークスタイルムービー「大丈夫」を見てもらい、シドニーでの夫婦の働き方や子育て、夫婦関係について、サイボウズ社長の青野慶久が聞きました。 日本では働き方やすい企業を目指して様々な取り組みをしているサイボウズですが、実はオーストラリアでは当たり前のこと、どころかもっと先を行っていたのです。

学校も担任の先生が2人、週5のフルタイムの仕事を2人でジョブシェア

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池田亜希子さん。在豪12年。夫と3歳、5歳の娘と犬一匹との5人家族。シドニー大学院を卒業後フルタイムで企業に就職。長女出産後は夫と始めたデザイン事業にキャリアチェンジ。週2回子供を預け在宅で勤務。


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遠藤明日香さん。在豪6年。在豪20年の日本人の夫と4歳、2歳の子供の4人家族。子どもを出産前まではダンサー、ヨガティーチャーとして15年ほど活動。子どもを出産後、自宅でヨガスタジオを始める。オーストラリアの日系新聞「NICHIGO PRESS」にて毎月ヨガの記事を連載中。また、2016年に食品用エコ蜜蝋ラップの会社KoKeBeeを設立し、主に自宅から仕事をしている。 2015年から始め、現在会員が約720人ほどになるシドニー日本人ママ会の会長も務める。


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淑子さん。在豪16年。夫と5歳、7歳、9歳の3人の子どもの5人家族。日本では看護師として、オーストラリアでは、パートタイムで助産師として週2日勤務で働いている。


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Karen Spencer(カレン・スペンサー)さん。日本に在住したこともある親日派のオーストラリア人。夫と7歳、11歳、13歳の子供との5人家族。出産前は国際交流基金や日本国総領事館に勤務。その後ファイナンシャルプランナーとして独立し、障害や病気を持つ子どもを支援する取り組みも行っている夫の仕事のサポートをしている。今年から週3日勤務(週2回在宅、週1回出社)。


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楳村郁子さん。在豪23年。日本人の夫、高校2年生の娘と中学3年生の息子の4人家族。15年間ワーキングマザーとして会社勤めをし、2013年に退社。実父の介護のため2年間日本で過ごした後シドニーに戻り、2016年より遠藤明日香さんらと未来の地球を守るべく、洗って繰り返し使える食品保存用ミツロウラップ「KoKeBee」を立ち上げ、主に自宅で仕事をしている。


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青野 慶久(あおの よしひさ)。1971年生まれ。愛媛県今治市出身。大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現 パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。2005年4月代表取締役社長に就任(現任)。社内のワークスタイル変革を推進し離職率を6分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。2011年から事業のクラウド化を進める。総務省、厚労省、経産省、内閣府、内閣官房の働き方変革プロジェクトの外部アドバイザーや CSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)の副会長を務める。著書に『ちょいデキ!』(文春新書)、『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)がある。

「日本のママは、みんなシングルマザーみたい」

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シドニーにもあった待機児童問題、2~3年待ちは当たり前

転職は年齢制限なし、パートや在宅でも管理職、気軽に起業、大企業ブランドにしがみつかない働き方

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子どもを産むのも検診もタダ、それどころか国からお金をもらえる

※永住権をもち、メディケア(Medicare/オーストラリアの国民保険)保持者の場合、公立病院での出産や定期健診は基本的に無料。

文:野本 纏花/編集:小原弓佳


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