働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。

「転職したらいくらで給料を決める」は通過点──「働きたくなる会社」をサイボウズの人事制度から考えてみたら

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DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)とサイボウズ式で考える「働きたくなる会社」──。日本企業の未来について、サイボウズをモデルケースに議論をします。

DHBRの第1回討論会では「給料を市場性で決めること」の議論が起こり、「自社特有の社内スキルだけを身につけた人材はどうすべきか?」という新たな議題が浮かびました。

このテーマについて、サイボウズ社内でディスカッションを実施。副社長の山田理、事業支援本部長の中根弓佳、コーポレートブランディング部長の大槻幸夫が話します。モデレーターは、サイボウズ式編集長の藤村能光。

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サイボウズUS社長の山田は、アメリカからビデオ会議で参加

サイボウズの給料は「あなたが転職したらいくら?」で決めています

市場性のない人なんて絶対にいない

自分が欲しい給与・金額の根拠を説明できますか?

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山田理:サイボウズ株式会社 取締役副社長 兼 サイボウズUS社長。「kintone」をグローバル展開中

「働く」の報酬は給料だけなのか?

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中根弓佳:サイボウズ株式会社 執行役員 事業支援本部長

その会社でしか通用しないスキルに市場価値はあるのか?

年功序列は給料を一切考えさせない奇跡的なシステム

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大槻幸夫:サイボウズ株式会社 コーポレートブランディング部長 兼 サイボウズLive プロダクトマネージャー

「給料が下がることもある」事実がフリーライダーを防ぐ

釣った魚を渡すのではなく、魚の「釣り方」を教える会社に

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社外で働くことが幸せな人もいる

人事制度の本当の理想は「制度自体をなくす」こと

社内評価だけで給料を決めるのをやめたら、多様な働き方が実現できた

ハーバード・ビジネス・レビュー読者への質問

今度はサイボウズのメンバーから、DHBR読者のみなさんに聞いてみたい質問を考えました。サイボウズは「いい会社」と言われることが多いので、こんな質問をぶつけてみたいと思います。

自社を"いい会社"と言う社員が集まる会社に死角はないか?

この議題を、ハーバード・ビジネス・レビュー読者はどう議論を深めていくか? 続きは「読者と考える「働きたくなる会社」とは」のサイトで、3月の4週目に公開予定です。

編集:藤村 能光・阿部 光博/写真:山下亮一


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