「社員が閉塞感を感じず、幸せに働ける会社をつくりたい」
そんな理想を胸に、トヨタの人事部を退職したぼく(髙木)が、サイボウズに転職後、日本の人事制度の歴史や、各社の制度事例を学ぶ中で見つけた「どうすれば会社は変わっていくことができるのか?」「これからの組織に必要なものはなにか?」を「若手人事から人事部長に宛てた手紙」という形式で一冊にまとめた本です。
目次
【序章】ぼくはなぜ、トヨタの人事を3年で辞めたのか
【1章】会社を成り立たせている10のしくみ
-「一律平等」と「多様な個性」のあいだで
【2章】なぜ「会社の平等」は重んじられるのか?
-1930年代(戦前)~1950年代(戦後)「青空の見える労務管理」
【3章】なぜ「会社の成長」は続いたのか?
-1960年代~1980年代(高度経済成長期)「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
【4章】なぜ「会社の変革」はむずかしいのか?(現在)
-1990年代~現在「3つの社会問題」と、日本社会の「会社依存」
【5章】現地現物レポート
-あたらしい競争力の獲得を目指す12企業
《採用》富士通《契約》タニタ、ANA《時間・場所》ユニリーバ・ジャパン、ヤフー、みずほ銀行《配置/異動》ソニーグループ《報酬/評価》 NTTデータ《健康(安全配慮)》味の素《コミュニケーション/風土》コンカー《育成》ソフトバンク《退職》良品計画
【6章】サイボウズ人事制度の変遷レポート
-情報の民主化が、しくみと風土を変えていく
【7章】会社をインターネット的にする
-デジタルネイティブからの提案
【終章】ぼくはなぜ、この手紙を書いたのか?