働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。

お金や利益が目的になってしまった会社は、基本的にダメになります──鎌倉投信 新井和宏 ×青野慶久

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2016年8月10日に実施されたイベント「OUR VISION CAMPUS ハタチまでに学びたい未来のつくり方」で、「私たちの時代の新しい『お金』との付き合い方」をテーマに登壇いただいたのは、鎌倉投信 取締役 資産運用部長の新井和宏さん。

2008年に仲間4人で鎌倉投信株式会社を創業し、これからの社会にほんとうに必要とされる会社に投資をしています。たくさんのお金にかかわってきた新井さんが考える「会社と個人のよりよいお金の使い方」とは? 前編に続き、後編では、サイボウズ社長 青野慶久といっしょに考えます。

善意も悪意もないお金は、使い手によって善くも悪くもなる

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新井和宏(あらい・かずひろ)さん。1968年生まれ。東京理科大学工学部卒。1992年、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)に入社。2000年には、バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)に入社。企業年金・公的年金などを中心に、株式、為替、資産配分等、多岐にわたる運用業務に従事し、ファンドマネージャーとして数兆円を動かした実績がある。2008年11月、志を同じくする仲間4人で、鎌倉投信株式会社を創業。2010年3月より運用を開始した投資信託「結い 2101」の運用責任者として活躍している。

お金以外の価値にもフォーカスしないと、人は間違ってしまう

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青野 慶久(あおの よしひさ)。1971年生まれ。愛媛県今治市出身。大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現 パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。2005年4月代表取締役社長に就任(現任)。社内のワークスタイル変革を推進し離職率を6分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。2011年から事業のクラウド化を進めた。総務省ワークスタイル変革プロジェクトの外部アドバイザーや一般社団法人コンピュータソフトウェア協会の副会長を務める。著書に『ちょいデキ!』(文春新書)、『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)がある。

子どもには早いうちから「お金の教育」をしたほうがいい

構成:池田園子/写真家:尾木 司


貯め込んだ数十億円の利益で、日本の働き方をよくしたい。僕は勝手にミッションを背負う──鎌倉投信 新井和宏 × 青野慶久
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